公益財団法人 岩手県対がん協会

色調は敷地周辺にある岩手医科大学などの建物群と調和した赤系統の磁器質タイルとコンクリート打放しを基調とした重厚感のある外観デザイン。高度医療との連携と安心を感じさせます。

１階部は全体に天井を高くし、エントランスは吹抜で太陽光を取り込む構造にしました。

健診センターは天窓を積極的に設け、開放的な髙天井で光がさし込む明るい空間にしました。
待合には床面吹き出し空調を採用し、気流感を感じることなく健診着のお客様を快適な温度でおもてなしします。

健診センター中待合を建物中央に配置し、周囲に検査諸室を設け、受診者から各室が見わたせる配置にしました。

建物各所に、岩手にまつわる鉱石をモチーフにしたサインを配置（宮沢賢治の物語群に登場する鉱石）。受診者が宝探しをするようにめぐるイメージです。

入口のエントランスホールは吹抜と大きな窓が開放的な空間とし、岩手の山肌をイメージした石壁、ブナの小径のようなデザインフィルムなど、岩手の心地よい空間イメージを各所に配しました。